懺悔

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あたふたしてて後ろから近づいて来た気配に気づかなかった。不覚ってヤツです。 「ターゲット発見拘束する。エリア95地点。」 その内の一人が無線で連絡しやがった。3人ともガタイが良く如何にも『学生時代はラグビーしてましたっ』って感じだ。 「君たち、ここら辺は放射性科学物質が出てるってアナウンスしてるよね」 制服といっても研究服ではなくまるで軍隊が着てる服に研究所のロゴが入ってるだけの服を着ていた。 「すいません、今から帰りますんで」 爽やか笑顔でそっとパーカーを“天使”に羽織せ“羽根”を隠した。 「いや、待ちなさい。君たちが隠してるのは分かってるんだ。さっさと引き渡せば危害は加えない。」 放射性科学物質が放出して危険があるのに、そこはいいんですか?『明らかにおかしい。』さっきから“天使”もガタガタとまた震えだしたし。 さぁこれは、どうするべきだろう?
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