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「君たちも、アナウンスを聞かずにここにいたのが悪いんだ。」
確かに………。
「正論だ。」
うっかり声に出しても問題ないだろう。なぜなら
「お前ら、ふざけてるのか!?」
そりぁそうだ。普通逃げ出す所をこの二人は逃げ出さず、翔子にいたっては……
「上等よ!!さっさとかかってきたらどうなの!?」と騒いでる。
「い、いいかげんにしろよ!!」
二人が銃を抜いてこちらに向ける。それでもコイツらときたら………
「さっき放射性科学物質に当たって死ぬって言いましたよね。銃殺死だと後々大変ですよ。」
“goodsmile”で返すヤツもいる始末で。
「本気にしてないようだな……。」
青筋が男達に浮かぶ。本当に頭にきてるらしい。俺もささっと二人には逃げて欲しい所なんだが、どうやら逃げ出す様子はない。
「ウラァァァァァァァア!!」
野太い声と同時に二人は突進して来る。こりゃ“マジ”ってヤツらしい。
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