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「おい、『仲村翔子』!!さっきのは何なんだよ!!」
チラッと小野寺の方を見たが、目を丸くして驚いてる所を見ると道具や段差などを使ってはないようだ。まぁそんな物見つからないんだけどね。
「それより、追いかけましょう!!天使ちゃん連れて行かれてる!!」
残った男が“天使”の手を掴み急いでその場から逃げている。
「待ぁぁぁぁてい!!」
怒濤のダッシュで男に近づき、またもや跳び蹴りでぶっ飛ばした。これも異常な脚力だ。『ウサイン・ボルトもびっくり』ってヤツだろう。
俺と小野寺が、ようやく追いついた時には可愛い“天使”とこれまた可愛い『仲村翔子』が熱い抱擁をしていた。
「ありがどうごじゃいまず」
“天使”は翔子に顔をうずくませてる。
それを見ていた小野寺が「羨ましいかい?」と聞いてきたけど返事は返してやらん!!
「ほらほら、そろそろ泣き止んでよ天使ちゃん♪」
優しい笑顔で笑いかける。
「水差して悪いけど、そろそろ脱出しないとまずいかもしれないよ。“天使”の女の子は後で事情は説明してもうよ。」
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