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しかし、小野寺のヤツ良く分かったなぁ。嘘の見分け方があるのだろうか!?
「でも、もし本当のことを知ってるならまだ言わないで!!」
必死の訴えだった。そんなに言って欲しくないことさっきの話の中にあったかな!?謎は深まるばかり!!
「別に嘘つくような内容言ってなくない?」
「イヤ、彼女はとても重要なことを隠してるよ。」
へぇ。それじゃあまた新たな疑問が生まれる。
「なんで、分かったですかぁ?」
ハテナマークが頭の上に出てるのが見えそうな表情だ。
「それは彼女の姿をよく見れば、分かることだよ。」
無表情から俺達と会った時から変わらないニッコリを彼女に送った。
「～分からん。」
「それなら良いんだ。彼女もそれを望んでるしね。」
「妙な詮索は、やめなさいよ」
眉間にシワを寄せて俺に言う。
「しねぇよ。」
「フフン。正直者はこういう時、信用できるわね。」
満足気だ。少し顔色も良くなったように見える。
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