16人が本棚に入れています
本棚に追加
/154ページ
「でも、小野寺も嫌なヤツだよな。『言わないで!』って懇願してるのに、ヒントを教えるとは。俺が分かってたら完全に悪者だぞ。」
『しれっ』と小野寺を見た。ちなみに、天使ちゃんはずっと『仲村翔子』を見てる。恐らく……いや“絶対”分かって無いだろう。
「四方君、君が分からないってことは計算済みだよ。でも、いずれ分かることだけどね。」
………嫌なヤツ。
「あのぅ、私のこと助けて頂いたのは嬉しいですが『私のこと』を喋ったらあなた達が本当に危険になると思います。それでもいいですか?」
遂には、『QUEEN』の曲まで聞き終わって閉まった。俺はまた立ち上がり、Mr.ChildrenのCDを入れた。深刻な話の時は、明るい曲がいいと思って。
「俺らがかくまってる時点で大分危険なんだろ!?一応聞いて見る。」
Mr.Childrenの『終末のコンフィデンスソング』が流れた。
(評論家の指摘なんか気になんないくらい、インパクトこそ無いけどいい映画だったなぁ
ちょっぴり泣いてただろう?気がついてたんだよ
僕にしたって、そうよ)
最初のコメントを投稿しよう!