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「いいの?四方くん。お風呂の時、彼女の体を見たけど………。これを聞いたら、本当の本当に何かに巻き込まれてしまう気がしたわ。」
じっと俺を見る。
「早いとこ話そうぜ、夜が明けちゃうよ。“天使”に良いことしとけば、俺ら三人は天国行き確定だろ!?」
「フフン。私は端っから天使ちゃんに協力するつもりだったわよ!!」
「僕もこんな寒空の下で家に帰るなんて御免だよ。それに、僕らは運命的に繋がれてる気がするんだ。僕はこの出逢いを信じる。それだけさ………!!」
どうやら、今回の秘密暴露大会のメインイベント、“天使ちゃんの秘密”に全員参加で提出らしい。
「それじゃあ、話しますよ。まずはコレを見てください。」
天使ちゃんはおもむろに上着を脱ぎ始めた。
そしてノースリーブになった。巨大な翼が顔を出す。真っ白だ。
「よくしまい込んだな。」
「肩が凝りました。」
エヘヘと笑って俺達に背中を向ける。
「ここを見てください。」
左翼の付け根部分を指差した。
(ARS No.800)
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