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アナウンスの声が『小野寺リョウ』とやらの耳に届いたようだが彼は、かまわず話を続けた。
「君に懺悔がしたいんだが。」
何もない、ただ緑が茂ってる公園のベンチに座り彼は言った。
「ところで君は、何故こんな所に?」
『お前に言われたくはない』と言う言葉は心にしまって、俺は
「一人の時間も大切にする“ライフスタイル”なのさ。」と答えた。
今になっては、このベンチで“一人の時間”を大切にしなければと後悔しない日はない。
「いい“ライフスタイル”だね。ところで僕の懺悔を聞いてくれるかい?見ず知らずの君に話たいんだが。」
「構わないよ。」
「良かった。」
『小野寺リョウ』はニッコリと笑った。身長は180センチはあり、スタイルも着ている服も顔もいい。センスのいい縁ナシ眼鏡がますます端正な顔を引き出してる。
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