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目の前のカップ麺を腹一杯食べた羽根の生えた推定年齢14~17歳の女の子は、今度は眠くなったのかコックリ、コックリと目が虚ろになりながら首を上げ下げしている。
「これから、どうすんだよ。ってかお前らそろそろ帰ったら?」
俺は、頭を制服に着替えながら『仲村翔子』.『小野寺リョウ』に問いた。
「天使ちゃんを置いてなんか行けないわよ!」
朝から元気なヤツだ。まだ、陽は差してなくて暗いけど。
「思ったんだけど、よくこんな2009年製のヴィンテージなCDプレイヤー持ってるね!?Mr.Childrenとかもう骨董品クラスの歌じゃないか。これも、君のライフスタイルなのか!?」
寝なさすぎて、ハイになってるのかコイツは!?
全く質問に答えてない!!
ドサッ!!
「遂に寝ちまったかぁ。おい、『仲村翔子』。こっから天使連れて帰れ。続きは後だ。」
小野寺が倒れ込んだ天使に毛布を掛けながら
『学校行くの早すぎだけどこれもライフスタイルなのかい!?』と聞いているのは無視しよう。
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