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「カジノさん、心配ご無用。」
「こちとら情報にかけては宇宙一。いや、銀河一!!」
「そうかぁ!?それならこのカジノ様の黄金の腕を出さねーとな!!ガッハハハハ!!」
朝から元気だね。お陰様で目玉は吹っ飛ばないけどそれ位の馬鹿の話、聞いちゃったよ。
(ソードフィッシュ~。ソードフィッシュです。お降りの方は……)
「おっと、奴は『ソードフィッシュ』ですぜ。“セオドア・ブラック・サイクロン”は」
「それじゃあ始めるか。賞金はいくらだっけ?」
「100,0000μです。さぁ降りましょう。」
へぇ、百万ミューか。百万ミューって言ったらあれだな。百万……ミューって……
「百万ミューだって!!!」!
しまった。声出ちまった。
「どうした坊主!お前も浪漫ある賞金稼ぎになるかぁ!」
カジノが“汚いウインク”をした。
「カジノさん、急ぎましょう。」
黒い一直線のサングラスの男が言った。
「アディオス!!坊主!!夢の世界でまた会おう!!」
百万ミューって……カジノさん。一生付いています。夢では会いたくないけどね。
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