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「そうかい。四方君と仲村さんだね。僕は“小野寺リョウ”。」
小野寺は、倒れてる人を抱きかかえ立ち上がった。要は“抱っこ”ってヤツだ。
「good。とても、綺麗な顔だ。」
いかーん!!またもや、声にしてしまった!でも本当に綺麗な顔立ちで……。
「うんうん!確かに、キレーな顔だわ!!」
『仲村翔子』が顔を覗き込む。
そしたら何故か小野寺が、ササッと2、3歩下がった。
「小野寺、どうかしたのかい?」
「ところで何だけど。なんで、僕が名前を聞いたか教えて欲しい?」
『別に、今となってはどうでもいいよ。興味ないし。』なんて心ないことを言おうとしたら………。
「それはね、こらから先。“長い付き合い”ってヤツになるからさ。」
オイオイ……。聞いておいて、返事は無視かい。
「えらく断言するな。その根拠は何ゆえ?」
「それより、君たち“天使”を信じるかい?まぁ、“信じよう”と、“信じまい”と根拠は“それ”さ。」
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