5人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
「うっ・・・くひっく・・・」
拓郎は、川原で泣いていた。
うずくまって泣いていた。
そこに・・・
「キャピテン!!」
「・・・マエムキか」
マエムキ、ピッチャー。拓郎の1つ下。
いつも率先してみんなの嫌がるようなこともそつなくこなす。
球種はいっぱい。
「キャピテン、戻ってきてくださいよ」
「やだよ」
「キャピテン、みんな心配してまってますよ??」
「・・・ほんと?」
「はい!!」
しばらく考え込む拓郎。
「・・・・・・あの…ま、マネージャーは?」
「え?」
「だ、だから、その・・・マネージャー…も、その、心配、とか、してるのかなー…なんて…・・・」
最初のコメントを投稿しよう!