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「いただきます」
「いっ…いたたぎます」
今日の朝食はご飯に味噌汁のみ。
文句は言わないが、量が少ない。
「麻里ちゃん、ごめんなさいね。こんな手抜きの朝食で…」
「い、いえ…美味しいですっ」
母親とは仲良さそうに話す、麻里。
まぁ女同士だから怖がる理由が無いのであろう。
ちなみに麻里は俺の隣で朝食を取る。
かなり椅子を離されているが…
「そういえば貴方達…何処まで行った?」
「別に…いつもと変わらず…」
そう言って俺は証拠を見せるかのように麻里の肩を突っつこうとする。
「はっ…はぅぅ…怖いです…やめてください…虐めないでください…」
麻里は俺の指をかわしながら悶えてる。
こんな調子じゃ、両親の期待には答えられそうにないな。
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