俺の心はめっちゃ強い

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  かと言って俺は両親の期待に応えるつもりもない。 別に麻里のことが嫌いな訳ではない。 ただ俺にも選ぶ権利がある。 「ごちそうさまっと…麻里、自分の家に帰って早く制服に着替えな」 「は、はい…」 麻里の頬っぺたについてるご飯が非常に気になって取ってやりたいのだが、コイツの顔に触れるなんて出来る訳がない。 俺はリビングに麻里を残し、洗面所に向かった。 顔を洗い、歯磨きをし、ワックスで髪の毛を整える。 「ふぅ…これで良しかな」 部屋に戻ろうとするとガサガサ音がする。 ちょっとだけドアを開け、隙間から覗いてみると麻里が俺の制服とにらめっこしている。
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