★第二改造計画実施★

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再び美容形成外科の扉を、ウチは叩いた。 今回は前回と別。 ホステス仲間に脂肪吸引の上手な美容形成外科を聞いて来たのだ。 新しい先生はウチの身体のアチコチを摘んで、マジックでラインを引いていく。 「ここらへんをですねぇ…ここから切って」 太線五ミリ。 「パイプを入れて脂肪を吸引していきます。」 「はぁ…」 ラインを引かれたウチの姿は「牛のパーツ」を彷彿とさせる。 ロース、とか、ヒレ、とか、あんな感じ(爆) だがウチのラインはヒレでもロースでもない、但の脂身である。 ★★★ 先生のチェックを聞けば聞く程、二の腕やアチコチが気になる!!! だが当面の問題は下半身!!! お尻から下の太腿後ろと内股。 それと腹部全体。 以上になった。 あんまり箇所を増やすと出血が増えて、ショックで死ぬ事もあるそーな。 確かニュースであったなぁと思いながら、再び契約書にサインをした。 ★★★ 再び手術台に横たわる。 と、随分長い針の注射針の注射器が登場。 それはウチのポッテリした腹に、ミタラシ団子の串の如く刺されていく。 チュー。 麻酔液が注射され、何だか腹部がポッテリした感覚になる。 刺されたのは大体横腹の辺りまでかな??? そうしてしばらく置いてから、不意に頭の所に布のついたてみたいなのがかかる。 ★★★ 手術スタート。 今回は臍の穴の中からアプローチ(笑) メスがサクッと刺さると、慣れた調子で皮膚の下をサクサク切っていく。 幸子の三枚下ろしの出来上がり~♪♪♪ってちゃうわ!!! そこに金属のパイプが差し込まれ、脂肪が吸い取られていく。 ズボボボボボボー。 あれだ。 掃除機に何か詰まった時の音!!!(笑) とかノンビリ気分。 ふと横を見るとガラスのタンクみたいなのに、オレンジ色の液体が!!! な…なんじゃありゃ~!!!(驚) 看護婦さんは優しく「脂肪ですよ」と教えてくれた。
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