*声

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  言葉も出なかった 求めすぎたんだ、 君を、全てを 愛されようと必死だった 「やっぱ歌上手いな手越」 「うん…」 “未来なんて君なしじゃ 見えないよ いらないよ──” 「OKです」 スタッフにOKと言われても、何故か手越はステージから降りなかった スタンドマイクを持って 「まっすー!…どうだった?」 「…え?」 リハを見ている僕に、急に叫んできた 「もう酷いよまっすー、いつもならすぐ答えてくれるのにー!」 何…? 何が起きてるの? 「…今まで  無視しててごめんね」 何で? 今更あやまるの? 「今歌った歌  ─まっすーにプレゼント」 「…えっ」 「happy birthdayまっすー」 _
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