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紗紀「それにしても、セクハラってなくならないよな~。
どうしてなんだろう。あれだけセクハラ、セクハラって世間で騒がれていたのに…」
真希は呆れたようにため息を吐いた。
真希「それはやってる人に自覚が無いからよ。
世間では"セクハラ"って言葉だけが一人歩きしちゃって、その言葉の本質を見抜けなくなってしまったからじゃないかしら。
それに、受けた子の性格とかにも左右されるしね。
紗紀は結構さばさばした性格してるでしょ?だから、多少の事なら気にしないじゃない。
でも、遥乃みたいな性格の子は、紗紀みたいな反応は出来ないわ。
それにその場の雰囲気とかもあるし、セクハラの定義なんて決まってないじゃない。」
紗紀「確かに一理あるな…。
私は笑ってその場を収めるし、あまり気にした事が無かったけど、同じ事を遥乃がされたら、セクハラと感じるかもしれない…。」
真希「そうでしょ。受ける側の過剰反応だったって事もある得るしね。
難しい問題よ。」
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