第2章

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紗紀「それにしても、セクハラってなくならないよな~。 どうしてなんだろう。あれだけセクハラ、セクハラって世間で騒がれていたのに…」 真希は呆れたようにため息を吐いた。 真希「それはやってる人に自覚が無いからよ。 世間では"セクハラ"って言葉だけが一人歩きしちゃって、その言葉の本質を見抜けなくなってしまったからじゃないかしら。 それに、受けた子の性格とかにも左右されるしね。 紗紀は結構さばさばした性格してるでしょ?だから、多少の事なら気にしないじゃない。 でも、遥乃みたいな性格の子は、紗紀みたいな反応は出来ないわ。 それにその場の雰囲気とかもあるし、セクハラの定義なんて決まってないじゃない。」 紗紀「確かに一理あるな…。 私は笑ってその場を収めるし、あまり気にした事が無かったけど、同じ事を遥乃がされたら、セクハラと感じるかもしれない…。」 真希「そうでしょ。受ける側の過剰反応だったって事もある得るしね。 難しい問題よ。」
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