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希美「でも…。」
そのとき、ちょうど店のドアが開けられた。
「すいません。待ち合わせなんですけど。」
今にも消えそうな声がこちらにも聞こえてきた。
真希「ねぇ、あれ遥乃じゃない?」
そういうと、真希は個室から顔を出した。
真希「あっ、やっぱり遥乃だ。待ってたんだよ。こっちこっち」
真希は手招きをして遥乃を呼んだ。
遥乃「あっ、友達がいました。すいませんでした。」
遥乃は定員さんに頭を下げるとこちらに小走りで近づいてきた。
遥乃「ごめんなさい。遅刻でしたか?」
真希「そんなことないよ。希美が早くから来て、一人で飲んでたみたい。私もさっき着たばかりよ。」
そう言うと遥乃も安心したように微笑んだ。
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