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雄「たかが中学校の文化祭だからといって、ナメてもらっては困る
俺らは今日のこの日の売上に
全ての結果を出すため
麺を買い、ソースを買い
そしてキャベツやマヨネーズ
更には紅しょうがまで買った!
食材選びに命をかけたのだ
そうしたからには
黄金の時間、ゴールデンタイム
略してゴールデンはお昼を挟んだ前後2時間のことだが
そこで客を他のクラスや部活の
糞演劇や糞バンド相手に
逃してしまっては顔が立たない
たかが客引き、いや俺に至っては雑用だけども少しでも気を抜いたものは……!!!!!」
淳(赤西くーん!寝たらダメだよ!!!)
雄「ぶっ殺す!!!!
あかにしぃぃい――――!!!!!!!!!」
仁「…へっ?
あ、う…っ!?!」
異常に気合いの入った中丸くんのセリフで幕を開けた文化祭。
亮「そういうことらしいから
まぁ、各々頑張ってください」
淳「雑~(笑)」
亮「中丸に任せれば間違いないって思ったんやけどな
ある意味間違いやったけど、そこそこ平気そうやしな」
仁「わかった…!
わかったから離せって…!!」
雄「…赤西、客引き任せるからな」
仁「…ふぅ
それって、いつ抜けれんの?」
雄「さてはお前、かめと回るつも」
仁「悪いか?!客引き蹴って恋人と文化祭いや、school festivalをenjoyすることの何が悪いんだよHey nose boy?!?!」
雄「…いや、どっから突っ込んでいいのか分からないけど
まずそのnose boyやめてくんね?
あとお前のセリフやたら読みにくいんだけど」
仁「何が悪いんだよー
許してくれよお母ちゃーん
かずと最近デートしてねーんだってばー」
雄「誰がお前なんかの母親だ
別にまだかめと文化祭を楽しむことがダメとは言ってねーだろ」
仁「えっ、じゃあいいの!?」
雄「だめ」
仁「…nose boy
俺はお前を許さねーぞ」
雄「(無視)」
仁「ねーえーお願いー!!
マジでマジでお願い!
女装した上田の写真撮ってやるからぁ~」
雄「…え、それマジで?」
仁「イエスイエース」
雄「…しょうがない
ゴールデン終わったらな」
仁「っしゃぁぁぁあー!!
待っとけ和也ぁぁあ!!!!」
淳(赤西くんに乗せられるなんて
生徒会長も落ちたなぁ…)
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