その19

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はい、ナレーションは中丸です! ドタバタ始まった文化祭は もうすぐゴールデンに差し掛かろうとしているところだけど 赤西と田口のお陰か、早くも他校の女の子達が焼きそばの屋台(教室の中だけど)に押し掛けています。 淳「はいはい、みんなちゃんと並んでくださーい」 そう言って田口がにっこり笑えば 焼きそばを焼く音よりデカイ 廊下に響く女の子達の黄色い声。 仁「焼きそばうめーぞー 今なら値引」 雄「値引きなんかしてねーから」 仁「…らしいでーす とにかくうまいよー!」 赤西もかめとのデートが待ってるからか、いや絶対そうだから 目の色変えて真剣に客引きしている。 とりあえず、ノルマは達成できそうだな 俺は鉄板の熱さに滴る汗を拭った。 仁「こっち並んでね~」 「あのー…」 仁「ん?」 「これ、もらってくださいっ…//」 仁「えっ? あ、ちょ、待…っ! 行っちゃったよ…」 淳「なになにラブレタ~? …あ、アド書いてあんじゃん!」 仁「ちょ、人がもらったもんだろーが!勝手に見んなよ!」 淳「いいじゃん赤西くんにはかめがいるんだから~ どうせ連絡なんかしないでしょ?」 仁「え、これ無視すんの?」 淳「え、連絡しちゃうの?!」 仁「だってかわいそうじゃん」 淳「はぁ、そうやって 何人もの女の子を泣かせてきたんだね…」 仁「はぁ?なんのこと?」 雄「お前ら、暇ならこっち手伝えや」 .
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