その19

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いっつも俺と亮ちゃんを茶化してくる1年の手越と草野。 草「ちょ、うわってなんすか!」 P「草野ちょっとその芸人ノリやめて 頭痛くなる」 草「えーっ!ひどくないっすか!」 手「せっかく売上伸ばそうと思って来たのに~」 亮「興味本位やろ」 手「違いますって!」 草「あっ、亀梨くんはもちろん女装っすよね?!」 P「あぁ、うちの人気No.1!」 草「No.1すかっ?すっげー! じゃあ亀梨くんお願いします!」 手「待ってノッティー、俺も亀梨くんで!」 P「わかったわかった おーい、そこのボーイくん 亀梨入ったよ~」 「あっ、亀梨くんですか? えー、只今15分待ちですっ」 亮「待ち?!待ちとかあんの?!」 P「あはは、そうみたい じゃあ二人とも、あちらの椅子でお待ちくださーい」 「「はぁーい」」 俺が促せば二人とも素直に椅子に座る。 ふぅ、っと色んな意味で一息つくと どこか遠くから黄色い歓声と ドタドタ足音が聞こえた気がした。 ついでに、嫌な予感も… バーンッ! 仁「亀梨!亀梨和也!」 「えっ、いや亀梨くんは…」 亮「…」 P「あらら…」 予感的中ですか。 廊下の行列には目もくれず 全力で教室のドアを開けて入ってきたのは、この学校の問題児代表赤西仁。 亀梨亀梨言いながら ものすごい形相で、後輩であるはずのボーイくんにつかみかかる。 「かっ、亀梨くんは 只今っ、15分待…」 仁「あぁっ?!」 うん、そりゃ怖いよね 15分待ちだなんてよく言ったよ。 P「仁、ハウス」 仁「あっぴぃ!かず出してよ!」 P「無理、今接客中」 仁「はぁっ? 接客中、だと…?!?!」 あれ? 一気にお顔真っ青だけど こいつの中の接客って一体どんなだ? .
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