いざ町へ

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どれくらい歩いただろうか、 カンナの足はクタクタだった。 「疲れた…そういえばお腹もすいたし,のども渇いたよー」 水道…どこかにないかな? だれかに聞こう… 「あのすいません。」 カンナは勇気を出して近くにいた赤い着物を着た女の人に話しかけた。 「…はい?」 「このへんのどこかに水道ありませんか?」 「すいどう??」 「”すいどう’とはなんですか?」 「えっ水道は水道です。水の出る…」 「水は井戸から引きますのよ?変なお方…。」 女の人はカンナを怪しい人を見るような目つきで見ながらそういった。 「井戸?」 (そっかぁ。。昔は井戸から水を引いてたんだっけ…) 「あなたその着物はなんですの?そんなに足を出して…」 「ごっごめんなさい。これしか服なくて…」 女の人はそういうと去って言ってしまった
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