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(のど…のど渇いた…)
ぁあ…フラフラする―――
ドンっ………!!!
「痛っ」
カンナは誰かとぶつかった。
「おっと!ごめんごめん」
「いえ。こちらこそすいません。」
目の前には桜の柄の着物を着た男がいた。
しかも着物がはだけている。
髪は色素が薄いのか
綺麗な茶色でサラサラとしていた。
「お嬢さん、変わった着物着てるねぇ~。」
「はぁ。よく言われます…」
カンナは自分の制服がまた貶されると思いうんざりしていたのだ。
しかし―…
「俺好きだな~その着物!斬新でいい感じだよ♪」
「へっ?」
男はにっこり笑ってそう言った。
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