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「でも、手だってずっと繋いでいると、汗ばんで不快になってくるだろ?
それと同じで、僕たち人間の間に“いつまでも”なんて存在しない。
不可能なんだよ。
そういうふうに作られてる。
だから僕は、ずっとひとりでいいんだ。
恋愛や、誰かと一緒に生きたりなんかすると、そのときはとても気持ちいいかもしれない。
安心するし。
でもそれは麻薬みたいなものだから、いつかそれから醒めたとき、ひどくがっかりしてしまうんだよ。
絶望する。
あの虚しさったらない。
僕はあんなの味わいたくない」
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