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ドイツの宰相ビスマルクが、この対立の仲裁を買ってでます。
(*´・ω・`)ノ ビスマルク
「みんなお久しぶり!…別に俺はさぁ、ドイツの勢力圏を拡大しようとは思ってないわけよ…ただ平和なままでいてほしいわけなんですよ…だって隣の国が戦争すればドイツにだって被害が(ry…だから俺は阻止するんだ!!」
ビスマルクは「誠実な仲介者」として、戦争回避のための会議を呼びかけた。各国にとっても、戦争をせずに問題を解決できるのなら、それにこしたことはない。ビスマルクに領土的野心がないことは、みんな知っているから、呼びかけに応じて会議が開かれます。1878年の『ベルリン会議』です。
会議の結果むすばれたのがベルリン条約。中味は以下のとおり。
・ブルガリアは領土を縮小して、オスマン帝国内の自治国とする。
ようするにロシアの南下政策が阻止されたわけです。
しかし、それだけでは、ロシアは損するだけ。面目丸つぶれ。これでは、「誠実な仲介者」にならないので
・スラブ人の国家の独立を承認した。
スラブ系国家ばかりが独立すると、ますますバルカン半島にロシアの影響力が大きくなる。これでは、オーストリアが不満を持つので、
・オーストリアと国境を接するオスマン帝国の二つの地域ボスニア・ヘルツェゴヴィナの統治権をオーストリアにあたえた。
以上が、ベルリン条約の中味です。
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