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懐かしい夢を見た。
俺の隣に女の子がいて。
いつも俺を守ってくれた。
嬉しい夢を見れたことで笑顔がこぼれる。
その女の子は今…………。
普通に隣で寝ている。
別に不純異性交遊したわけではない。
あっちが勝手に入ってきただけだ。
今、隣で寝ているのは…………。
俺の幼なじみ、相沢麗奈(アイザワレイナ)。
昔、いじめられていた俺を助けてくれた。
俺の名前は桐原流駆(キリハラルーク)。
髪の色は赤色。
目の色は緑色。
その容姿と、名前からテイルズオブジア○スに出てくる『ルーク』と呼ばれている。
まあ、名前のままだから関係ないけど。
そして、こんなふざけた名前を付けてくれた両親は中学二年生から海外に仕事に出た。
髪が赤かったり目が緑色なのは、母親が外国人だからだ。
別に恨んでるわけじゃないけど。
「むぅ……。
起きたか、ルーク。
さぁ、学校に行くか!」
「麗奈、その前に飯を食おう。」
いつの間にか『ルーくん』『麗ちゃん』と呼ぶのを止めた。
いつからかわからないけど、いきなり麗奈が『ルーくん』と呼ぶのを止めた。
だから、俺も『麗ちゃん』と呼ぶのを止めた。
向こうは俺の事を嫌いになったのだろう。
「さぁ、ご飯も食べたし、いくか!」
「あい。」
ちなみに、麗奈の家は俺の家の隣にある。
親公認の仲だから一緒に寝ても何も言われない。
まぁ、とりあえず学校に向かうか。
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