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「クラス発表だぞ、ルーク!」
「あぁ、うん。
テンション高いな、お前。」
「当たり前だろう!
ルークと同じクラスだと思うと!」
なんかもう同じクラスになることを前提に話してないか?
「え~と…………。
あった!私もルークも一年三組だ!」
麗奈が俺に抱きついてくる。
ホント、やめてほしい。
まわりからの視線が突き刺さる。
「おい、麗奈…………。
抱きつくのやめてくれないか……?」
「今さら何を!?
昨日はあんなに激しく求めあったではないか!?」
「あぁぁあぁあ゛ぁぁあ!
違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う!」
「そんなに恥ずかしがらなくても良いぞ?
私たちの仲ではないか……///」
照れるぐらいならそんなことを言うな!
まわりからの…………
主に男どもの視線が突き刺さる。
入学初日から、こんな恥ずかしい目に遭うとは…………。
「ほら、体育館に行くぞ、ルーク。」
「あ、あぁ…………。」
…………その前に、さっき言ったことを訂正してほしい。
高校生活は、非常に大変なものになりそうだ。
俺は、そう思った。
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