高校一年生

4/10

12280人が本棚に入れています
本棚に追加
/387ページ
「クラス発表だぞ、ルーク!」 「あぁ、うん。 テンション高いな、お前。」 「当たり前だろう! ルークと同じクラスだと思うと!」 なんかもう同じクラスになることを前提に話してないか? 「え~と…………。 あった!私もルークも一年三組だ!」 麗奈が俺に抱きついてくる。 ホント、やめてほしい。 まわりからの視線が突き刺さる。 「おい、麗奈…………。 抱きつくのやめてくれないか……?」 「今さら何を!? 昨日はあんなに激しく求めあったではないか!?」 「あぁぁあぁあ゛ぁぁあ! 違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う!」 「そんなに恥ずかしがらなくても良いぞ? 私たちの仲ではないか……///」 照れるぐらいならそんなことを言うな! まわりからの………… 主に男どもの視線が突き刺さる。 入学初日から、こんな恥ずかしい目に遭うとは…………。 「ほら、体育館に行くぞ、ルーク。」 「あ、あぁ…………。」 …………その前に、さっき言ったことを訂正してほしい。 高校生活は、非常に大変なものになりそうだ。 俺は、そう思った。
/387ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12280人が本棚に入れています
本棚に追加