幸せの始まり

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振り返ると… 「道のど真ん中で何してんだよ。」 僕の親友(?)である新庄 智也がいた。 「うるさいな、いいじゃんか。」 「いや、もう少し周りの目を気にしようぜ?あからさまに変な目で見られてるぞ。お前。」 「…なんで?」 「自覚無し…か。お前がなんかニヤニヤしてるからだよ。」 僕は一人言だけでなくニヤニヤまでしていたらしい。 …それは気持ち悪いな。 ついでに言うと今は朝で、登校してる途中だ。 自転車で登校したいんだけど、学校が近いために徒歩で通学してるんだ。 ちなみに、徒歩10分。 そして… 紹介が遅くなったけど、コイツは新庄 智也。 僕と同じ高校1年だ。 身長は185cmくらいだったかな。見上げないといけないから、首がちょっといたい。 「ねぇ智也…」 「なんだ?」 「身長、10センチくらいちょうだい?」 「お前が20センチくらいくれたらな。」 それじゃ僕の身長が縮むじゃないか。 「じゃあ、いいや。」 さすがに縮むのは嫌なので折れよう。
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