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「…じ…、うじ…、総司」
あれ?僕、いつのまにか寝て…
「一先生…?ん!?」
ん!?何!?
キスされているのを数秒たって僕は気づいた
「んっ、はじ…め、せんっ…はっ」
総司はいきなりの事についていけずにいた
「ふ、んっ…」
静かな教室に総司のくぐもった声と
クチュッと互いの唾液の混ざり合う音がする
一は唇をはなす
二人を銀色の糸がつなぐ
「はぁ…はぁ…、一、せんせい…」
総司はなぜキスをされていたのか分からないというふうに一を見る
「かまってほしかったのだろう?」
一はふっと微笑む
「…ずるい、一先生はズルい…」
僕が一先生の笑みに弱いって分かってやってるんだ
「俺はずるい男だが…、そんな俺を好きなのは総司だろう?」
また微笑む
「…なんだか、一先生ばかりずるい…」
総司はムスッとする
「総司…」
一は総司の頬や瞼に優しく口付けをおとす
「…くすぐったいですよ、一先生。
するならちゃんとしてください」
そうして唇にキスをおとす
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