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軽く現代
「っ、なんだ、総司…」
総司は一の指に噛みついた。
噛んだ指を口に含み、吸う。
「そ…うじ……」
「ん、はっ…」
唇を離し、また別の指に舌をはわす。
一の細く白い指を噛んでは舐めを繰り返す。
総司はふと一の方を見た。
視線がぶつかる。
ドクン、と心臓が脈を打つ。
総司は唇を指から離し、一と同じ目線になる。
「総司……」
一の手が総司の頬にそえられ、総司はゆっくりと目を閉じた。
一の息づかいがリアルに耳に伝わり、ぎゅっと目をさらに閉じた。
唇が重なる。
「ん……」
ゆっくりと唇が離れ、一は微笑んだかと思うと今度は深く口付ける。
「っ、ん…ふっ、んぅ」
ベッド押し倒される。ぱさりと髪がシーツに広がる。
事後だったため、総司はあまり衣服を身に付けておらず、脱がすのは容易かった。
一は総司の胸に手をはわせる。
「はっ、一く、やぁ…」
唇が離れ、総司が制止の声をあげるも、一は総司の首に唇を寄せ、紅い華を咲かせる。
「んっ」
一の唇が総司の胸に移動し、尖りに舌をはわす。
「っ、んァ」
胸の飾りを口に含み、ころころと転がすように舐め、吸い、総司を快楽の渦へと誘い込む。
もう片方の飾りは手をはわせ、指の腹でこねたり押しつぶしたり、爪で引っ掻くようにして弄ばれていた。
「はじめ、く、」
「ん…?」
総司は力の入らぬ手で一の髪を梳いた。
一は総司の方を見る。
「キス、したい、よ…」
赤い舌を唇から覗かせ、言う。一はクスリと笑って総司に口付ける。
「ぅ、ん、ふぁ…」
一の背に腕を回し、激しくなる口付けに呑み込まれぬように、自らも舌を絡めた。
それから総司達は、深い深い快楽の海へと溺れていった…。
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