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「私がマルをつけたいのは答え②だが期待は出来ない…。
ついさっき館に入った魔理沙があと数秒の間にここに都合よくあらわれてアメリカンコミック・ヒーローのようにジャジャーンと登場して『待ってました!』と間一髪助けてくれるってわけにはいかねーゼ」
答え ―③ 答え③ 答え③
「やっぱりかわせるわけないよねぇぇぇぇぇ!!!!」
反射的に手を前に出して防御の体制をとる。
こんなことしたって無駄だが
次の瞬間
パキィィィン、と何かが割れるような音が響いた。
「…………あれ?」
弾に当たったはずなのに痛みが無い?
確かに当たったような感触はしたんだが……。
「……霊撃ですか?
ただの人間だと思ってたんですが、ある程度は弾幕ごっこの知識を持っているみたいですね」
霊撃……?
何で私がそんなことできるんだ?
「……あっ、もしかして」
ズボンのポケットから霊夢に貰った札を取り出す。
「弾幕の知識が無い私でも霊撃が使えるようになるって……。
かなり凄い札なんじゃないかこれ?」
なるほど、私にも少し勝機が見えてきたみたいだな……。
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