プロローグ

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 それから一通り授業を受けたがどれもつまらなかった、俺一応頭いいほう…というか親が教育熱心だったんだ小さい時。 だから周囲の奴にはまだ勉強中も俺はもう知ってるが多いから授業を楽しんだことはない、学ぶ楽しさがあるなんて言ってた奴がいるが嘘だと言える。 唯一好きだった体育も今は微妙、だから俺やることないに近いんだ学校来るの (あー昼か…売店…行きたくない…) 昼休みのチャイムを聞いて席を立てばびくりと教室の空気が変わる、何で俺が動いただけで一瞬静かになるんだよと少しムカついたが気にしないのが1番、俺は独りがいいんだアイツに関わられたら俺の独りの時間が崩壊する、特別なのではあるがやはり一緒に過ごすのは俺は嫌だ。 そう思いながら廊下を歩いていれば視界に入る友達に囲まれたアイツ、笑顔で愛想振り撒いてる感じだ (…俺のこと無視しろよ) そう心で言いながらなるべく視界に入らないようにはじを歩いていたのだが 「あっ修二」 馬鹿野郎が俺を無視しろよと心で思いながら俺は無視を決め込んで廊下を速足で歩いていれば後ろから掴まれる 「ちょっと無視しないでくださいよ」 「………お前誰?」 突き放したくて冷めた言葉を放つ、いいから離れて欲しい、関わらないで欲しい、俺を独りにしてくれそう願ったのにアイツはにっこり笑いながら 「僕は貴方の友達でしょう、だから貴方に何言われようが離れる気はありませんよ」 俺に聞こえるぐらいの声で言うコイツ、廊下ががやがやと五月蝿くなって来た。
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