背中合わせ
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「…この女…」 呟く俺に、あいつはケタケタ笑う。教室では自分の意見すら言えないかのように振る舞うくせに。 「あ、でも、サンドイッチなら大丈夫」 「…じゃ、それでいい」 「了解ー」 一人の空間だった、『聖地』はいつの間にやら二人の空間に。知らない間に不快感すら消え去っていた。 …不思議な女。
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