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ピピッ…ピピッ…ピピ…
「ん…」
もぞもぞ…チラッ…もぞもぞ……
時計を見て、新たに枕を抱きかかえながら、また、深い眠りにつく……。
「くー……」
ーー待つこと数分ーー
ピピッ…ピピッ…ピピ…
「ふわあ……」
ピピッ…ピピ…ぽち。
よいしょ…と……
「…って、あ゛!?」
寝起きの脳には、とても優しい軽快なリズムを醸し出した目覚まし時計を止めると共に、不意に目についた長針と短針のせいで、自分が遅刻しそうなのに気付いた。
「あと30分で学校開始…準備で15分、走って15分…はぁ……」
とりあえず、布団を畳み朝飯を食べようと一階に降りた。
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