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この俺にそんな女は現れない。
何を寝ぼけたことを言ってんだ。
たった一人の女性のとか、キザなことを平気で言いやがってよ。だけど、何故かこいつにはキザな台詞が似合うから余計にムカつく。
昔からそうだ。
ホントにこいつは何をしても似合っちまうから、俺はそこだけ感心する。
司「まったくよ。
お前は何やってもかっこいいんだからな。
お前こそ、もう葵ちゃんを泣かしたりしてないだろうな?」
寛史「当たり前だろ。」
司「去年みたいなことは真っ平だぞ。
お前には言ってないが、ってか口止めされてたから言わなかったけど、お前が部下の女の子に告白されたってこと知ってる。」
こいつの去年は元カノの友里に、部下の女に葵ちゃんを泣かせてばかりだったからな。
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