男同士

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寛史の着替えが終わって葉月を葵ちゃんに返す。 俺も帰る準備、つまりコートを着て、玄関に向かうと後ろから寂しそうな顔をした柚がやってきて、その後ろに葉月を抱っこした葵ちゃんがやってきた。 司「柚、またご飯食べにおいで? アイスもつけるぞ?」 俺は柚の頭を撫でてから今度は葵ちゃんに今日のお礼を言う。 司「今日はごちそうさま。 美味しかった。」 葵「また来てくださいね。」 司「そうするよ。 今度こそ寛史がいない時に。」 葵「うふっ。 わかりました。でも、毎回懲りないですね~。」 そう。実はこの家に来る度に言ってることで、初めは寛史もその度に口を挟んでいたが、この頃は静かなもんだ。 チェッ、つまんね~の。
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