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むかしむかし、
あるところに時を操る神様がいました。
神様の名前は《逾神》(ゆがみ)
時を逾える(こえる)力を持ち、億千もの時間を住む神様。
しかし
その力故に、彼はいつも孤独なのでした。
あるとき、彼は気付いたのです。
人の姿形をとり、人の輪に交ざれば良いのだということに。
神様はもう孤独ではありませんでした。
沢山の人と言葉を交わし、一緒にいることで、神様にも人の心が理解できるようになったのです。
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