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皆本光一、21歳男性。
超能力支援研究局、通称B.A.B.E.Lにおいて、国内最高超度を誇る少女三人で構成された特務エスパーチーム「ザ・チルドレン」の現場運用主任であり、未だ10歳である彼女らの世話係も兼ねる。
それだけでなく、エスパーに関わる様々な研究・開発にもその天才的な頭脳をフル活用させ、さらには炊事洗濯といった一通りの家事をこなし、その性格は至って誠実温厚、少々童顔気味だがルックス・スタイル共に良し。
異性にモテるのは至極当然、というわけなのだが。
バベル内どこかの廊下。
歩いていた皆本の背後から賢木が声をかける。
「よぉ、皆本」
「あ、賢木」
「最近身体の調子はどうだ?」
「特には何もないよ」
「お前、ただでさえ働きすぎなんだから、無理なんかしたらすぐダメになっちまうぞ」
「はは、ありがとう。でも自分の健康管理くらいちゃんとできるよ」
「本当かぁ? あ、じゃあ俺が透視てやるよ」
「え、いや、いいよ悪いし……僕なら大丈夫だから」
「なーに遠慮なんかしてんだよ、俺とお前の仲だろ? それに心配なんだよ、こんな真面目で頑固で鈍感なやつの親友としては、さ」
「賢木……」
ウインクしながら優しげに言う賢木に、釣られて微笑む皆本。
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