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兵部、皆本にキッス☆
途端に沸き起こるブーイング。
「「「「あーっ!!!」」」」
「んっ、んー! んぅ、…ふ、…んん……」
「…………ん、」
「ぷはっ!…はぁ…はぁ…は、」
「…ふふ、ご馳走、皆本クン」
「んっ…ぁ……って、な、何をする…っ!」
ようやく離された唇をごしごし擦りながら兵部を睨み付ける皆本。
ちなみに頬は赤く息は荒い。
内心「かわいいなぁ」とか思いながら、兵部は呆れたように溜め息を吐く。
「だから、このためにきたんだってば……本当に鈍いね君は」
「何「「「「コラぁあ!!」」」」」
「おっ、と」
猛スピードで飛んできた花瓶を寸でのところで避ける。
「危ないじゃないか女王」
「きょーすけ、おま、お前ぇ!」
「よくも…よくも皆本の純潔を!!」
「フケツやー!」
「…………」
「……黙って銃を向けないでくれるかい女帝」
「あなたみたいな人、男じゃないほうが世のため人のため皆本さんのためよ」
「わかったよ…今度からはふたりっきりのときにしよう。ね、皆本クン」
にっこり笑う兵部と対照的に、しかめっ面で兵部を押し退けようとする皆本。
「何をふざけたことを言っている、いいからさっさとその手を離せ!」
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