私の境遇

3/6
61人が本棚に入れています
本棚に追加
/93ページ
人と付き合うのって、めんどくさい。 顔では笑っていても、心の中ではどう思ってるかなんて本当の所はよく解らない。 仲良くしていても、陰で何を言われているか本当の所は解らない。 違和感を感じたのは小学校の高学年位かなぁ? 最初の事件があったのは、中学2年生。 あまり、人付き合いの上手くなかった私に一人の友達ができた。 その子はクラスの人気者で、明るくよく笑う可愛い子だった。 他の子みたいに、私の容姿に妬んだりする様子がなかった。 愛ちゃんって名前で、名前の通り皆から愛されていた。 「七夕(ナナ)って名前可愛いね!七夕に生まれたからナナちゃんっていうの?」 教室で一番始めに交わした会話だ。
/93ページ

最初のコメントを投稿しよう!