ルキーノ×ジャン

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喉の奥で笑いが漏れる。 やっぱイヴァンからかうのは止められねぇ。 あー。楽しかった。 爽快な気分で他の幹部の様子を探ってみる。 ベルナルドは仕事してたな。 あいつこそ、休まないと前髪が酷くなりそうだ。 ジュリオは…。 部屋の前に誰も居ない。 つっても、あいつは元々手下とも余りつるんだりしてないからな。 そういや今日はボンドーネ家の後始末してるんだったっけ。 あのクソ爺爺が…! ベルナルドが全力で探してるけどまだ見つかっていない。 今思い出してもハラワタが煮え繰り返りそうだ。 俺は頭を振って爺爺の顔を頭の外に追いやると、残った部屋に目を向けた。  
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