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俺は手下Aに礼を言うと歩きだした。
ルキーノが自分の部屋に案内する。
扉を開けたルキーノの部下がさっと左右に別れた。
こいつらにも見覚えがあるな。
ま、自室の門番なんて信頼してなきゃ任せられないよな。
そうなると、ここに居る面子も決まってくるか。
俺がへらっと笑って手を上げると、キチンとした会釈が返ってきた。
ルキーノの部下は顔で決めてるんじゃないかって思うくらい伊達男が揃ってる。
あー…類は友を呼ぶってやつかね。
足を止めた俺の背中を、部下に気付かれないようにルキーノが押した。
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