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後頭部で鷲掴みにされた髪を引っ張られ喉が大きく反る。
「ぅぐっ!?」
苦しさで開いた口をルキーノのでっかい口が塞いだ。
「んっ!ンぐっ!!」
覆いかぶさる様に圧迫される。
潜り込んできた舌が乱暴に口内を蹂躙した。
なっ!
なにっ!?
パニくった頭で必死に藻掻くけど、こいつに腕力で勝てる訳が無い。
きっとルキーノにとったら俺の抵抗なんて屁でもないんだ。
「ぅっふ…んっ…っ…」
あまりの荒々しさに息が出来ない。
苦しさでギュッと閉じた瞼の向こうで、ルキーノが俺を見てるのが分かった。
なんで?
ルキーノ、なんか怒ってんのか?
酸欠でグラグラする頭。
捕まれた髪も痛い。
んな引っ張ったらハゲるっつーの!!
ルキーノの分厚い胸板を押し返したいけど、だんだん腕に力が入らなくなってきた。
も、なんなんだよホントに!
飲み込みきれない唾液が口から洩れ、仰け反った喉を伝っていく。
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