202人が本棚に入れています
本棚に追加
はだけられた胸元。
そこにある小さな突起をルキーノの太い指が磨り潰すように弄る。
荒々しい口付けで高揚していた身体はすぐに変化を見せた。
「ふっ…つ!…んぅ…」
押さえようと思っても声が漏れてしまう。
まだ明るい窓の外が尚更羞恥心を誘った。
無意識の内に肌をはい回る手を押し退けようとした俺の両手を、ルキーノは片手で頭上に縫い止めてしまう。
「手ぇ…っつ…離せよ…!」
「…嫌だね」
必死で声を押さえようとする俺を嘲笑うかのように、ルキーノは俺の弱い所ばかりを責めてくる。
奴の声も、いつも2人きりの時に聞く甘いものではない。
急に胸がズンッと重くなる。
俺に怒ってる?
だけど正直、見当も付かなかった。
俺の何がこいつをこんな怒らせたんだろうか?
胸を弄り、脇腹を滑り、ヘソの周りをくすぐっていくルキーノの手。
ポイントに触れるたび俺の身体が小さく跳ねた。
息も乱れていく。
最初のコメントを投稿しよう!