ルキーノ×ジャン

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もういっそ、このままルキーノの怒りに身を任せてしまおうかと力を抜きかけた時。 ガリッッ! 全身が突っ張った。 「あうっ!」 右肩側の首の付け根。 肉に歯が食い込む感触がした。 激痛が走る。 ボーゼンと見開いた俺の目に赤く染まったルキーノの唇。 一瞬。 ゴルフ場での出来事がフラッシュバックする。 バクシーの顔が、浮かんで、消えた。 …こいつ… わざとか…? ふつふつと、頭が煮えるような気がした。 もう我慢できねぇ…!!  
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