第5章

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ある日、私はいつも通り悠斗と一緒に帰り、悠斗の家で遊んでいた。 この日、私と悠斗はゲームをしていた。 「やった~!!また私の勝ちだねッ」 「お前な~俺はハンデがあるんだぞ~?」 悠斗は笑いながらゲームの電源を切った。 「じゃあ、私もう帰るね」 私は帰ろうとして、荷物をまとめようとした。 「待って」 悠斗が突然私の腕を掴んだ。 私はびっくりして、悠斗を見上げた。 「今日…泊まってけよ」 また私は驚いた。 悠斗からこんなことを言うなんて初めてだ… 嬉しい… でも今日はどうしても帰らないといけなかった。 悠斗も知ってるはずなのに… 「悠斗…今日は…」 「側にいてくれるんじゃないのか?」 悠斗が… わがまま言ってる… 本当に嬉しかった。 今までそんなことなかったから… 「いいよ。悠斗にもそうゆうとこあるんだ」 「…ッうるさいなぁ」 悠斗は真っ赤になって照れていた。 私はそんな悠斗の姿が可愛くて、くすくすと笑っていた。 …でも このわがままを聞いたことが 悲劇の幕開けだって 思いもしなかった――――
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