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ある日、私はいつも通り悠斗と一緒に帰り、悠斗の家で遊んでいた。
この日、私と悠斗はゲームをしていた。
「やった~!!また私の勝ちだねッ」
「お前な~俺はハンデがあるんだぞ~?」
悠斗は笑いながらゲームの電源を切った。
「じゃあ、私もう帰るね」
私は帰ろうとして、荷物をまとめようとした。
「待って」
悠斗が突然私の腕を掴んだ。
私はびっくりして、悠斗を見上げた。
「今日…泊まってけよ」
また私は驚いた。
悠斗からこんなことを言うなんて初めてだ…
嬉しい…
でも今日はどうしても帰らないといけなかった。
悠斗も知ってるはずなのに…
「悠斗…今日は…」
「側にいてくれるんじゃないのか?」
悠斗が…
わがまま言ってる…
本当に嬉しかった。
今までそんなことなかったから…
「いいよ。悠斗にもそうゆうとこあるんだ」
「…ッうるさいなぁ」
悠斗は真っ赤になって照れていた。
私はそんな悠斗の姿が可愛くて、くすくすと笑っていた。
…でも
このわがままを聞いたことが
悲劇の幕開けだって
思いもしなかった――――
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