プロローグ

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「別れよう…」 「…え?」 突如悠斗からの口から出た言葉。 私は耳を疑った。 「な…なんで…」 「これ以上…お前を傷付けたくないんだ」 理由は、わかる… 「好きだ紗智。大好きだ…」 そう言って悠斗はわたしの唇にそっと唇を落とした…         好きだから…バイバイするの…? おかしくない…? あたしは部屋に一人ぼっちでいた。 寂しいのに…悲しいのに… 涙もでないよ。 あなたの涙のあとが私の胸元にある… キスしたときに落ちたのだろうか。 キス… あのキスは何よりも悲しくて、優しくて、…愛しかった。       ―別れの意味―
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