親友

10/14
前へ
/148ページ
次へ
これなら痛がる暇もないな。死にかけている紗理奈に僕は言った『お前は行きずりの男に殺されたんだ。汚い最低の女だな』僕はまた深く帽子を被りラブホテルを出た。 明日の映画は慶太郎君の好きなものにしよう。そうだ、たまには僕がマックおごるとしよう。 きっとまた慶太郎君に笑顔は戻る。絶対に…僕はそう信じたい、イヤ、信じている。 時間をみると10時20分『ただいま!』 自分の完璧さに酔いしれて玄関の戸を開けた。
/148ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1494人が本棚に入れています
本棚に追加