葛藤

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『お兄ちゃん!起きて!遅刻するよ!』美紀が起こしに来たけど起き上がれなかった。 『美紀、悪いけど頭痛いから母さんに休むって言っててくれないか?』『風邪かな?』美紀が僕の額に手をあてた。なんて温かい手なんだろう『お母さんには言っておくから』そう言って美紀は部屋から出て行った。 僕は疲れていた。今はただ眠りたい。 目を閉じすぐにまた深い眠りに堕ちた。
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