15歳

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ピクリともしない。転がった携帯を見た。七海とメールしていたらしい。僕の事は一言もない。〃おやすみ〃で終わっている。携帯を林のポケットに戻して僕は立ち上がろうとした。『ううっ…』 まだ生きてんのかよ。僕は林を引きずりそのまま海の中へ落とした。ブクブクと泡の音が暫くして波間は元に戻った。僕はチェーンを足らし潮で洗うと元の位置に戻しておいた。さあ帰ろう…僕はゆっくりとうちへ向かった。
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