僕の殺人日記（記録）

父への疑惑～殺意

ひざまずいて父さんはようやく自分の胸に刺さったナイフを見ていた。僕を見上げてそのまま倒れた。ガレージの明かりをつけ僕はナイフを抜いた。まるで水道から水が溢れるようにどんどん血が吹き出す。父さんは瞬きもしないで必死に胸を押さえてる。家族の苦しむ顔はやはりいいもんじゃない。僕は父さんの首にナイフを深々と刺した。さっきよりものすごい勢いで血が飛んでいる。父さんは『あ…』と一言だけ言って目を閉じた。